経済をみるときの視点

 規制緩和に限らず、経済をみるときには複眼的複合的な視点が必要です。需要と供給の両方を見ないといけませんし、企業経営者・労働者だけでなく消費者・利用者を、そして既存の人々に開かれている可能性を見なければいけません。規制緩和の問題は、規制緩和だけをみていてはわからないのではないでしょうか。


 若田部昌澄(早大)「規制緩和『景気低迷の元凶』説の嘘を暴く」 「月刊現代11月号」特集「日本経済の処方箋」P.186

 説明不要、他に何を付け加えろと。引用者が太字にした部分は、「地球温暖化」とか「年金財政」とか「スェットショップ」とかお好みにより置換えられるのでは。